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新しいセキュリティ機能と開発ツールを追加した Firefox の最新ベータ版を公開しました

Windows、Mac、Linux に対応する Firefox の最新ベータ版 をテスト用に公開しました。今回のベータ版では、ユーザが自分の Web 体験を管理しやすくするセキュリティ機能を追加しました。

ユーザ向けの主な新機能

  • Google 検索の暗号化: Google 検索実行時に SSL 暗号化通信を使用するよう初期設定を変更しました。これは、信頼できないネットワークによって個人情報が収集されたり、検索結果が改変・検閲されたりするのを防ぐためです。また、検索結果のページでリンクをクリックした際に、リンク先の外部サイトに検索語が伝わらなくなります。Mozilla では他の検索エンジンも SSL に対応することを期待しています。
  • サイト情報表示の刷新: ロケーションバー左端に表示されるサイト識別情報のデザインを変更しました。SSL 暗号化通信を使用していないサイトを開いた場合は、ホスト名の横に地球のアイコンが表示されます。暗号化通信を使用しているサイトでは、鍵のアイコンと https プロトコルが表示されます。EV SSL 証明書を使用しているサイトでは、緑色の鍵アイコンに加えてサイト運営者名が表示されます。暗号化通信を使用しているページに暗号化通信を使用していない画像などが含まれる場合は、灰色の注意アイコンが表示されます。
  • プラグインの「クリックして再生」設定: Flash Player や QuickTime などを使ったプラグインコンテンツの表示方法を設定できるようになりました。この機能を有効にすると、Firefox はすべてのプラグインコンテンツ領域を「再生」ボタンで置き換えます。コンテンツはボタンをクリックすると読み込まれます。今後のバージョンではより詳細なカスタマイズを行えるようにした上で、オプション画面に設定項目を追加する予定です。今のところこの機能は about:configplugins.click_to_play の設定値を true に変更することで試せます。
  • Lion のフルスクリーン対応: OS X 10.7 Lion で、ネイティブのフルスクリーンモードを使って、より充実した没入型ブラウジング体験を楽しめるようになりました。
  • ロケーションバーの URL 自動補完: ロケーションバーに URL を入力し始めると、過去に入力した URL が自動補完されるようになりました。

Web 開発者向けの主な新機能

  • ポインタロック API: 一人称視点ゲームなどの Web アプリケーションでマウスの制御を容易にする機能を追加しました。ポインタを隠して、アプリケーション側で直接マウスの移動距離を取得することが可能になります。開発者はこれを利用することでマウス入力を柔軟に処理し、ビジュアル性の高いアプリケーションでより優れたユーザ体験を創造できます。
  • 疑似クラスのロック: CSS の疑似クラスに関連付けられたスタイルを簡単に調査できるようになりました。ページインスペクタで要素をハイライトすると、コンテキストメニューから :hover:active:focus の各疑似クラスを選べます。要素がその状態でロックされ、スタイルを詳しく調査することが可能となります。

ベータ版のダウンロードと詳しい情報

次期バージョンの正式リリースは の予定です。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 New Firefox Beta Adds Security Features and New Developer Tools の抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください]

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