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Web サイトによる Do Not Track の支持がさらに広がりました

Mozilla は昨年、サードパーティによるオンライン行動追跡をユーザ自身がより柔軟に管理できるよう、プライバシー機能「Do Not Track」を 導入しました。それ以来、業界の支持ユーザの使用 は増え続けてきました。今日、Mozilla は Internet Week New York で Do Not Track のイベントを開催し、最新の利用統計と業界の支持を発表しました。

その主な内容は、Twitter が Do Not Track に対応したこと、そして世界中の Firefox ユーザの Do Not Track 使用率が増え続けているということです。これは Do Not Track と Web にとって大きな前進です。

Firefox ユーザの現在の使用率は、デスクトップ版で 8.6%、Android 版で 19% となっており、特にオランダ、フランス、アメリカで Do Not Track を有効にしているユーザの割合が高くなっています。(注: Mozilla では、こうした統計を行うにあたり、ユーザに関する個人情報の収集や保存は行っていません)

140 か国 1 万人以上の Firefox ユーザを対象に Mozilla がアンケート調査を実施したところ、いくつか興味深い結果が出ました。それによれば、回答したユーザの 49% が Do Not Track を有効にしたときに自分のプライバシーがより尊重されると考える一方、設定をしなくてもプライバシーが尊重されると考えるユーザはわずか 12% でした。また、Do Not Track に対応したブラウザやサイト、広告主に対するユーザの信頼が高まることも明らかになりました。より詳しい分析と個別の調査結果は近日中に公開します。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 Do Not Track Gains More Support around the Web の抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください。Do Not Track の詳細については、先日 Mozilla Japan が実施した オンラインプライバシー勉強会のレポート・資料と Do Not Track 実装ガイド もご覧ください]

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