Mozilla では、ゴールデンウィーク前の に Firefox 12 と Thunderbird 12 を公開しました。また、Thunderbird の不具合を修正した マイナーアップデート を に配信しています。
Firefox も Thunderbird も初期設定では 自動的に最新版へ更新されます ので、通常は手作業での確認は必要ありません。ただ、連休中に出かけていた場合や職場のパソコンなどでは更新されていない可能性もあるため、念のため以下の方法でバージョンを確認されることをお勧めします。
- ウィンドウ左上に [Firefox] ボタンがある場合は、[Firefox] ボタンをクリックし、[ヘルプ] メニューから [Firefox について] を選択します。
- ウィンドウ左上に [Firefox] ボタンがない場合は、[ヘルプ] メニューから [Firefox について] を選択します。
- Mac では、[Firefox] メニューから [Firefox について] を選択します。
更新の際は、お使いのパソコンの管理者権限が必要です。企業や大学、公共施設などでシステムが集中管理されている場合は、管理者にお問い合わせください。
法人のシステム管理者の皆さんには、エンドユーザを危険にさらさないよう、速やかな更新作業をお願いします。Firefox/Thunderbird 12 と同時に公開した 法人向け延長サポート版 (ESR) の最新版は、どちらの製品も 10.0.4 となっています。
プラグインのバージョンも併せて確認しましょう
連休中に Flash Player のセキュリティアップデートが公開されています。Firefox で プラグインチェック のページを開き、インストールされているすべてのプラグインについて最新版かどうか確認されることをお勧めします。
古いプラグインはセキュリティ面で問題となるだけでなく、ブラウザのクラッシュやフリーズ、パフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。最新版でないと判定されたものについては、この機会に更新しましょう。
Firefox 3.6 と Thunderbird 3.1 はサポートが終了しました
これらの旧バージョンは で サポートが終了しました。まだ Firefox 3.6 をお使いの方には何度か「緊急告知」を行っていますが、皆さんの安全を守るため、Firefox 12 への自動更新をまもなく開始します。
Firefox 4 〜 11、Thunderbird 5 〜 11 のサポートもすべて終了しています
従来は新バージョンの公開後も旧バージョンのサポートは続いていましたが、高速リリースサイクル の採用により、サポート期間の重複はなくなりました。新バージョンは旧バージョンに対するセキュリティアップデートを兼ねており、6 週間ごとの新バージョン公開とともに旧バージョンのサポートは終了します。
アドオンの互換性を理由に Firefox 7 などの旧バージョンに留まっているユーザもいるようですが、最新版では、Firefox 4 以降あるいは Thunderbird 5 以降に対応しているアドオンは ごく一部を除き すべて動作するようになっており、互換性は大幅に改善しています。
いずれにしても、サポートが終了したバージョンを使い続けることは大変危険ですので、今すぐに上記の方法で更新を行うことをお勧めします。最新版で何か問題がある場合は、Firefox サポート のトラブルシューティング記事をご確認ください。
Firefox/Thunderbird 10 は、法人向け延長サポート版 に限り、までサポート期間を設けています。
Windows 2000 と Windows XP SP1 への対応はまもなく終了します
以前にもお伝えしましたが、Windows 2000 と XP SP1 に対応する Firefox/Thunderbird は現行バージョン (12) が最後となり、公開予定の次期バージョン (13) では、両製品とも システム要件 が XP SP2 以上に変更となります。
Windows 2000 をお使いの場合は OS のアップグレード を、Windows XP をお使いの場合は 最新 Service Pack への更新 を推奨します。