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McAfee SiteAdvisor アドオンのメモリリーク問題

1 週間前、Mozilla のメモリ監視チームが、「McAfee SiteAdvisor」アドオンのバージョン 3.4.1 が原因となっている大量のメモリリークを発見しました。Bug 727938 (英語) が登録され、6 日後に McAfee からこの問題を修正したバージョン 3.4.1.195 が公開されました。

Mozilla のアドオンチームでは通常、開発者に連絡を取って、発見された問題を調査、修正するための十分な時間を提供するまでは、正規の アドオンをブロックする ことはありません。広く利用されている正規のアドオンの開発者なら、たいていの場合、問題の解決とスムーズなブラウジング体験の確保に喜んで協力してくれることが、私たちの経験から分かっています。今回も期待した通り、McAfee のチームは Mozilla と密接に連絡を取って、リリース前のバージョンを事前にテストできるよう提供してくれました。問題を一部修正したバージョンは 1 週間以内にリリースされました。

バージョン 3.4.1.195 でもまだ修正されていないメモリリークがありますが、最も深刻な問題は解決しています。残りのリークは Bug 729608 (英語) でトラッキングされています。現時点では、その原因が SiteAdvisor のコードによるものなのか Firefox のバグなのかは分かっていません。また大きな進捗があったらこのブログで報告します。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 McAfee Add-on Update の抄訳です]

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