インターネットをより良いものにするため、世界規模で活動している非営利法人の Mozilla は本日、Windows、Mac、Linux 向け 無料メールソフト Mozilla Thunderbird の最新版を公開しました。
50 以上の言語で利用可能な Thunderbird の最新版は、昨日公開した Firefox の最新版 と同じく Mozilla の Gecko 9 エンジンを搭載しています。主な変更点は以下の通りです。
- メッセージ編集ウィンドウとアドレス帳ウィンドウを Personas に対応させました。
- 添付ファイルのキーボード処理を改善しました。
- ユーザインタフェースの修正と改良をいくつか行いました。
- Thunderbird の今後のバージョンを改善するため、ユーザの皆さんがパフォーマンスデータを Mozilla へ送っていただけるオプトインの仕組みを追加しました。
この最新版には、前バージョンで見つかったセキュリティ問題の修正も含まれます。
現在 Thunderbird 5 以降のバージョンをお使いの方には、自動更新機能を通じて近日中に最新版をお届けします。
旧バージョン向けアップデート
Thunderbird のバージョン 5 以降は Firefox と同様に 高速リリースサイクルへ移行し、メジャーアップデートとセキュリティアップデートを区別しない最新版を原則 6 週間ごとに提供しています。今後は、緊急性がある場合を除き、セキュリティアップデートのみのバージョン (例えば Thunderbird 8.0.1) は公開しません。
高速リリースサイクルが適用されない旧バージョン、Thunderbird 3.1 のサポートについては、最短で に終了予定でしたが、法人ユーザワーキンググループ で法人向けサポートの方針が決まるまでは継続することになりました。(現在、延長サポート版の提供が提案されています) 延長サポート版の提供決定 に伴い、Thunderbird 3.1 のサポートは を目処に終了させていただきます。
今回、Thunderbird 3.1 向けにもセキュリティアップデートを公開しています。Thunderbird 3.1 をお使いの方には、いつも通り 48 時間以内に自動更新機能による通知を行います。
[これは米国 Mozilla のブログ記事 New Thunderbird updates now available for download の抄訳です]