インターネットをより良いものにするため、世界規模で活動している非営利法人の Mozilla は本日、Windows、Mac、Linux 向け 無料メールソフト Mozilla Thunderbird の最新版を公開しました。
この新しい Thunderbird は、今日公開した Firefox の最新版 と同じく Mozilla の Gecko 6 エンジンを搭載し、動作速度、安定性、安全性の向上を図りました。Windows 7 では、デザインの調整、ジャンプリストへの対応、Microsoft Outlook からのメッセージインポート処理の改善を行いました。
Lightning Calendar、Conversation View、Open Search をはじめとする数百のアドオンも既に最新版へ対応しています。Thunderbird 用のアドオンは、[ツール] メニューから [アドオン] を選択すると開けるアドオンマネージャから直接、検索、インストールできます。
この最新版には、前バージョンで見つかったセキュリティ問題の修正も含まれます。詳しくは リリースノート をご覧ください。
現在 Thunderbird 5 をお使いの場合、数日中に最新版へ自動更新されます。今すぐ更新したいときは、[ヘルプ] (Mac では [Thunderbird]) メニューから [Thunderbird について] を選択してください。
旧バージョン向けアップデート
Thunderbird のバージョン 5 以降は Firefox と同様に 高速リリースサイクルへ移行し、メジャーアップデートとセキュリティアップデートを区別しない最新版を原則 6 週間ごとに提供しています。今後は、緊急性がある場合を除き、セキュリティアップデートのみのバージョン (例えば Thunderbird 5.0.2) は公開しません。
高速リリースサイクルが適用されない旧バージョン、Thunderbird 3.1 のサポートについては、最短で 2011 年 12 月に終了予定でしたが、法人ユーザワーキンググループ で法人向けサポートの方針が決まるまでは継続することになりました。(現在、LTS = 長期サポート版の実現可能性などが議論されています)
今回、Thunderbird 3.1 向けにもセキュリティアップデートを公開しています。Thunderbird 3.1 をお使いの方には、いつも通り 48 時間以内に自動更新機能による通知を行います。詳しくは リリースノート をご覧ください。
[これは米国 Mozilla のブログ記事 Mozilla Delivers New Version of Thunderbird の抄訳です]