Mozilla Firefox の最新ベータ版 が完成し、皆さんにテストしてもらえるよう Windows、Mac、Linux、Android 版を公開しました。今回のバージョンでは、Web 開発者が高度で魅力的なアプリケーションをより簡単に作成できるようにする革新的なツールを導入しました。
Windows/Mac/Linux 版の新機能は以下の通りです。
- アドオンマネージャでのプラグインチェック — インストールされているプラグインが最新かどうかを、アドオン管理画面から直接確認できるようにしました。
- タブグループの改良 — タブグループ使用時に、保存されているグループだけを読み込むようにすることで、ブラウザの起動時間を短縮しました。
- ロケーションバーの改良 — URL 内のドメイン名を強調表示して、今どのサイトを開いているかを確認しやすくしました。また、左端にあるサイトアイコン表示領域のデザインをシンプルにしました。
- スクラッチパッド — ブラウザ内で JavaScript コードを素早く作成、テストできる開発ツールを追加しました。
- 接頭辞付きで WebSocket API に対応しました。
- Web コンソールが 別ウィンドウとして移動可能に なりました。
- [Web 開発] メニューを新設しました。
Android 版の新機能は以下の通りです。
- 初回起動時のユーザ体験改善 — 起動時間を短縮し、メモリ使用量を削減しました。ホームページへ素早く移動して、サイドパネル内でブラウザの機能を確認できるようにしました。
- 高品質な画像の拡大縮小 — Web ページの表示がより鮮明になり、画像のジャギーが軽減されます。
- 大画面タブレットへの最適化を進めました。
- フォームヘルパーの改良を行いました。
- Android 2.3 (Gingerbread) 以上を搭載した端末向けにデザインを刷新しました。
- アラビア語、ヘブライ語など、RTL レイアウトを使ったページのレンダリングを最適化しました。
- タッチイベント に対応し、同 API を使った Web ページの操作性を向上しました。
- Web ページがアクセス高速化のためオフラインにデータを保存できる IndexedDB に対応しました。
全プラットフォーム共通の新機能は以下の通りです。
- window.matchMedia API に対応しました。
- Server-Sent イベント に対応しました。
- 自動テキストハイフネーション を実装しました。
私たちは、ベータテスターの皆さんからのフィードバックに心から感謝しています。Firefox の次期バージョンをさらに素晴らしい製品にするため、引き続きテストと フィードバックの提供 にご協力ください。
次期バージョンの正式公開は 8 月 16 日の予定です。
詳しくは以下のページをご覧ください。
- ベータ版のダウンロード
- Windows/Mac/Linux 版リリースノート
- Android 版リリースノート
- 高速リリースサイクルに関する FAQ
- 包括的な開発者情報
- Web 開発者向けの互換性情報
- アドオン開発者向けの互換性情報
[これは米国 Mozilla のブログ記事 New Firefox Beta is Available for Download and Testing の抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください]