昨日お知らせした通り、メールソフト Thunderbird のメジャーバージョンとなる Thunderbird 3.1 が公開されました。今回のバージョンでは、検索機能がさらに強化・高速化されたほか、Thunderbird 2 からのアップグレードをよりスムーズすることに主眼が置かれました。
Thunderbird 3.1 の主な新機能と改良点は次の通りです。
- メッセージ検索の高速化 (改良) : メッセージの索引作成にかかる時間を短縮するとともに、全文検索もさらに高速になりました。
- クイックフィルタツールバー (新機能) : 開いているフォルダ内のメッセージを、直感的なユーザインタフェースですばやく絞り込めます。任意のキーワードで検索できるだけでなく、未読メッセージ、マークや添付ファイルの有無、送信者がアドレス帳に登録されているかといった条件をワンクリックで指定可能です。
- 設定変更ガイド (新機能) : Thunderbird 2 からのスムーズな移行を可能にするツールを搭載しました。Thunderbird 3 以降でツールバーボタンの配置などが変更されているため、Thunderbird 3.1 へアップグレードする際に、それらの新機能を使用するか、既存の機能や設定を使い続けるかを選択できるようになりました。
- 保存したファイルの管理画面 (新機能) : 保存した添付ファイルや、メッセージ本文のリンクからダウンロードしたファイルの一覧を表示して、簡単にファイルを探すことができます。
Thunderbird 3.1 は、Windows、Mac および Linux に対応しており、Thunderbird の製品ページ から無料でダウンロードできます。より詳しい情報は リリースノート をご覧ください。
Thunderbird 2 は、現行の 2.0.0.24 が最後のバージョンとなり、サポートが終了します。今後セキュリティアップデートは行われませんので、Thunderbird 2 をお使いの方はできるだけ早く 3.1 へアップグレードされるようお勧めします。[ヘルプ] メニューから [ソフトウェアの更新を確認] を選択すると、数クリックで 3.1 へアップグレードできます。もちろん無料です。
Thunderbird 3 も、3.1 の公開から 6 か月後となる今年 12 月にサポート終了予定です。