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Discover Shiretoko キャンペーンに寄せて ~ 知床財団さんより ~

今日は、「Discover Shiretoko」キャンペーンを共同実施している、知床財団 情報担当の加藤さんより、キャンペーンに寄せてメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

知床に行ったことがあるという方、いらっしゃいますか? また、「名前だけは知っているよ」という方は? Firefox ユーザーの方であれば、先日リリースされたばかりの Firefox 3.5 のコードネーム「Shiretoko」として、名前を耳にされた方も多いかもしれませんね。その、Firefox 3.5 のリリースに伴いスタートした「Discover Shiretoko キャンペーン」サイト、皆さんもうご覧いただけたでしょうか? このキャンペーンサイトは、Mozilla Japan さんと私たち知床財団がそれぞれの「Shiretoko」にかける思いを紹介したものです。

私たち知床財団は、世界自然遺産・知床を拠点に、「知床の自然を知り・守り・伝える」ことをミッションとして、20 年間活動してきました。海や山など、知床の広大なフィールドで、日夜、野生生物の調査に没頭するスタッフもいれば、ヒグマと人との人身事故を防ぐためのパトロールなど、野生動物対策に駆けまわるスタッフ、そして、森づくりに日々汗を流すスタッフもいれば、地元の子供たちや観光で知床を訪れる方々への環境教育活動に奔走するスタッフもいます。寝ても覚めても「知床、知床」と、知床のことばかり考えて過ごしている私たちですが、Web ブラウザに「Shiretoko」と呼ばれているものがあるということを知った時は、本当に驚きました。けれど一番驚いたのは、それが、知床の自然と同じように、未来を想うコミュニティやボランティアやの人々によって、大切に守り育てられてきたものであるというところでした。キャンペーンサイトの中で、このふたつの「Shiretoko」をめぐるストーリーが、面白いほどリンクしながら展開していきます。皆さん、是非一度サイトを訪れてみてください。

今回の共同キャンペーンの中で私たちが一番感じているのは、とてつもなく大きく果てしない道のりに思えること、たとえば知床の自然の 100 年後、1000 年後を思いながら今できることを必死に模索することや、真のオープン Web の世界を実現することなども、同じ方向を向いて一緒に歩んでいく仲間がふえれば、そんなに果てしない道でもないのかなということです。知床で大自然と向き合っていると、人間ひとりの力でなんとかできることなんてたかが知れている、そう思うこともしばしばです。けれど未来の Web 環境を思う善意の人々の力が生みだした「Shiretoko」、Firefox 3.5 のことを考えると、人間ひとりひとりの力が集まると本当にいろんなことができるのだな、と明るい気持ちになります。

知床はとても素敵なところです。今この瞬間も、ヒグマが川でのびのびサケをほおばり、エゾシカは木陰でのんびりし、遊び盛りのキツネの兄弟がころがるように草原を駆けていきます。海ではクジラが波しぶきをあげ、空ではオジロワシの若者がえさ取り訓練のまっ最中です。こんな知床の自然を未来に残したい、そんな気持ちになってくれる人が、ひとりでも増えてくれたら、とてもうれしいです。みなさん、まずはキャンペーンサイトで知床のストーリーに耳を傾けてみてください。

このキャンペーンの話をスタートする前に、冬の知床を訪れたのですが、とても素敵なところでした。皆さんも、是非一度知床を訪れてはいかがでしょうか。

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