初めまして。
先日ご紹介いただきました、この夏 8 月 4 日からインターンシップとして 6 週間、Mozilla Japan に参加している sotarok です。普段は PHP 界隈によく顔を出している人間ですが、この度は縁があって夏の間ずっとインターンシップに参加させていただいています。
今日はインターンシップの 4 人で開発中の Mockingbird というプロジェクトを紹介したいと思います。
このプロジェクトは、先日の紹介の中でも少し触れられましたが、「授業やミーティング、イベントなどの場面で Firefox を便利に使えるようにするための拡張機能および、ウェブサービス」です。拡張機能の主な機能は、他の PC 上の Firefox 同士で、ウェブブラウジングを共有する機能です。この拡張機能を使い、Mockingbird のウェブサービスを利用するメンバーは、同じセッション (IRC のチャンネルのような、部屋を作ります) に参加中のメンバー同士で、ウェブサイトの閲覧を共有することができます。
インターンシップの最初の週に、4 人それぞれが様々なアイデアを持ち寄り、このインターンシップ中に取り組むプロジェクトのテーマが、この拡張機能に決定されました。それからブレーンストーミングを行い更にアイデアを膨らませ、どのような機能を実装しようか、どのように表現しようか、企画を進めました。1週目の終わりには大体の機能が決定され、それからは毎日のように開発を行ってきました。JavaScript、XUL、XBL と、4 人ともほとんど触れたことの無い分野でしたが、MDC や Firefox 3 Hacks (先日発売されたばかり!) を読み漁り、アドバイスし合い (dynamis さんにアドバイスをもらい)、ようやく alpha 版のリリースまでもってくることができました。リリースは近日中です。
長々と言葉で解説してもしかたがありませんので、撮影したデモムービーを公開したいと思います。
デモ中、左右にあるウィンドウは、別々のマシンで動かしているものとお考えください(デモと撮影の都合上並べて 2 つ動作させています)。通常のタブの真下に出てくるタブが、共有を行うためのタブで、ブルーになっているタブが共有されているタブです。片方の行ったページの移動やスクロールが、もう一方のブラウザに反映されます。
このように、参加メンバーそれぞれが行っているブラウジングを共有することができるようになっています。
お知らせするのが遅くなってしまってもう本日ですが、第十回拡張機能勉強会にて、その機能や実装について、インターンシップの 4 人から詳しくプレゼンさせていただくことになっています。本日のプレゼンの資料はもちろん、ソースコードも公開いたします。
拡張機能の alpha 版リリースも間近です。是非、楽しみにしていてください。