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Brendan Eich が Mozilla の CEO を辞任

[これは米国 Mozilla のブログ Brendan Eich Steps Down as Mozilla CEO の抄訳です。]

Mozilla は他の組織とは異なる価値基準に従っていることを誇りとしてきましたが、先週、私たちはその期待に応えることができませんでした。私たちは、人々がなぜ傷つき怒っているのか、そしてその人々が正しいことを理解しています。
なぜなら、私たちが Mozilla 自身の価値基準に対し忠実でなかったからです。

Mozilla は皆さんが期待される行動を取りませんでした。論争が起きた際、十分迅速に人々と向き合うことをしなかったことに対し、申し訳なく思っています。今後はより 適切に対応していきます。

Brendan Eich は CEO を辞任することとなりました。彼は Mozilla とそのコミュニティのためにこのような決断をしました。

Mozilla は平等と言論の自由を信条としています。言論を意義のあるものにするためには平等であることが必要です。そして平等を求めて闘うためには言論の自由が必要です。この 2 つを同時に保つ方法を見つけるのは難しい場合があります。

Mozilla の組織文化は多様性と寛容の精神を反映しています。私たちは、年齢、文化、民族、性別、性同一性、言語、人種、性的指向、地理的な場所、宗教的な考え方などを問わず、すべての人々の貢献を歓迎します。Mozilla はすべての人々の平等を支持します。

Mozilla にはさまざまな考え方を持つ従業員がいます。オープン性を重んじる Mozilla の文化はスタッフやコミュニティへと広がり、彼らの信条や意見を公開して共有することを促してきました。そうすることで Mozilla が多くの組織と一線を画し、より高い価値基準を維持できるようにするためです。しかし今回、私たちはコミュニティの声に耳を傾け、向き合い、その意見に従うことができていませんでした。

つらいことではありましたが、先週の出来事はまさに、なぜ Web が必要であるのかを示すものでした。世界をよりよくするために必要な難しい議論にも、私たちは誰もが自由に参加できます。

Mozilla はこの Web の保護にあらためて力を入れていかなければなりません。しかも、皆さんが Mozilla に対する支援を誇りに思っていただける方法で行わなければなりません。

Mozilla の次の指導者については、まだ議論がおこなわれています。組織の今後を決めるにあたっては進捗状況をオープンにしていきたいと考えており、来週にはさらに詳しい情報をお知らせできる予定です。しかしながら、Mozilla のミッションが、よりオープンな Web を実現して人々がより強く寛容かつ公平でいられるようにすることであるという事実は変わりません。それが、オープンな Web を保護するということです。

Mozilla は認識と謙虚さを改め、今回の出来事から前進します。Mozilla を特別な存在にし、そのミッションの実現を支えているのは、大規模でグローバルな多様性を持つコミュニティです。皆さんのご協力によって Mozilla はさらに強くなります。

今後ともご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

会長 Mitchell Baker

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