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GDC 2014: Mozilla とパートナー各社がゲーム用プラットフォームとしての Web の可能性を実証

[これは米国 Mozilla のブログ GDC 2014: Mozilla and Partners Prove the Web is the Platform for Gaming の抄訳です。文中のリンク先は英語となりますのでご了承ください。]

昨年の Game Developers Conference において、Mozilla は JavaScript の高度な最適化版であり、C や C++ で記述されたゲームの Web への移植とネイティブに近い高速な実行を実現する asm.js によって、Web がゲーム用プラットフォームとして の可能性を持つことを示しました。asm.js を WebGL や Web Audio と組み合わせることで、高速でリッチな 3D ゲームをプラグインなしで提供できるようになります。

今年の Mozilla はこの勢いに更に拍車をかけます。革新的な Web ベースのツールの提供者協力しているのと同様に、ゲーム業界の最大大手企業と協力し各社の販売する製品の Web 対応を進めています。これらのツールを利用することで、開発者は新しいゲームの開発や共同作業がより簡単になり、既存のゲームも Web に直接移植できます。作成されたゲームは Web を通じて大規模に配布され、プラグインを導入することなく実行できます。

asm.js によってネイティブに近いパフォーマンスを提供できるようになったことで、Web ベースの 3D ゲームをモバイル向けに提供する道も切り開かれつつあります。モバイル向けゲームのプラットフォームとして Web を活用することで、開発者はより柔軟にユーザにリーチし、ゲームを提供できるようになります。これらの技術はすでに Android 版 Firefox で利用でき、今年中に Firefox OS にも採用される予定です。

Unity5:
Mozilla と Unity は、Unity ゲームエンジンで開発したゲームを Web 対応にするための新しい開発ツールを発表しました。リリースされる Unity 5 と WebGL アドオンを利用することで、開発者はゲームをそのまま asm.js と WebGL を利用した Web コンテンツへと出力できます。出力されたゲームはプラグインを必要としないため、従来のプラグインを必要とする形式よりもより多くのユーザにプレイしていただける可能性があります。

Epic Unreal Engine 4:
Epic Games と Mozilla は Unreal Engine 4 を Web に移植し、asm.js を利用した Epic の Soul とSwing Ninja が Firefox 上でほぼネイティブの速度で動作するデモのプレビューを公開しました。これは Web がゲーム用の強力なプラットフォームとしていかに進化し続けているかを実証となります。昨年、Mozilla と Epic Games は Web がゲームのプラットフォームとなることを、Unreal Engine 3 の Web 対応と Epic Citadel によって示しました。

Nom Nom Games は最新作 Monster Madness を GDC で展示します。もともと Unreal Engine 3 上で作成されていたゲームを、Mozilla と Epic によって Web 対応したものが展示されています。これは WebGL と asm.js を用いたマルチプレーヤゲームの好例です。このゲームは GDC 期間中 www.monstermadness.com にて公開されており、5月にリリースされる予定です。

新しい Web ベースのゲーム開発ツール:
Web 技術を用いて作成されたゲーム作成ツールは、開発者が HTML5 ゲームを作成する際の新しい手段となりつつあります。Web に親しみ、JavaScript 開発の簡単さを好む開発者をターゲットとしたこれらのツールは、いくつかの領域に asm.js を利用しています。例えば 物理演算ライブラリの Ammo は演算を高速化するために、C++ で書かれたプログラムを asm.js を利用して JavaScript に移植しています。これは従来の JavaScript とともに asm.js ライブラリを使用すると、現在の Web 上でどのようなことができるかを示す好例です。

PlayCanvas:
PlayCanvas は Web 対応のゲームを作成するための高度なコラボレーションツールを提供しています。このツールを使用すると、複数の人々が 1 つのコンテンツをリモートで作業してライブ編集ができるようになります。GDC の Mozilla ブースでは、同社のツールによってどのようなことが実現できるかをご覧いただける Swoop と呼ばれるデモははデスクトップとモバイルの両方で動作します。同社は Firefox OS で動作するこの Dungeon Fury デモも展示しています。

Goo Technologies:
GDC の Mozilla ブースにて、Goo Engine を利用したデモをご覧いただけます。Goo Engine は 3D の JavaScript ゲームエンジンで、全てが WebGL と HTML5 で作成されています。また Goo Create も展示されています。Goo Create は Goo Engine を利用した編集ツールで、インタラクティブ広告用のビジュアライゼーションや、全ての種類のゲームをモダンな Web 技術を用いて作成できます。

ブース番号 206 番の Mozilla ブースブース番号 1224 番の Epic ブース、ブース番号1402 Unity ブースで、実際のデモが動作する様子をご覧いただけます。

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