Mozilla Japan ブログ

Mozilla、Firefox、Thunderbird の最新情報をお伝えします

個別記事アーカイブ

IonMonkey エンジンを搭載し JavaScript を高速化した最新の Firefox ベータ版を公開しました

Windows、Mac、Linux に対応する Firefox の最新ベータ版を公開しました。今回のベータ版では Web アプリケーションやゲームをより快適にどうさせる JavaScript エンジンの改善や W3C Touch イベントのサポートが導入されました。Mac ユーザに向けては Retina ディスプレイへの対応も行っています。

  • IonMonkey: Firefox には IonMonkey と呼ばれる新しい JavaScript の JIT コンパイラが導入され、JavaScript をより効率的に処理できるようになります。これにより Firefox は Web アプリケーションやゲーム、その他 JavaScript 処理の多いページをより高速に実行できるようになります。
  • Retina ディスプレイ対応: 今回のベータ版では Mac ユーザに向けて Retina ディスプレイをサポートし、ビデオの閲覧やゲーム、Web ページをより鮮明に楽しんで頂けるようになります。
  • 安全でないコンテンツの無効化: ユーザと Web サイトの通信のプライバシーを確保するため、HTTPS で接続される安全な Web サイトでは安全でないコンテンツの読み込みを無効化します。やむを得ず必要となる場合は about:config ページで Firefox の内部設定を変更すれば有効に戻すこともできます。
  • W3C Touch イベントのサポート: W3C 標準の Touch イベントをサポートします。これまで試験的に導入されていた MozTouch イベントは無効化されます。

ベータ版のダウンロードと詳しい情報

次期バージョンの正式リリースは となる予定です。

[これは米国 Mozilla のブログ記事 Firefox Beta Adds IonMonkey to Improve JavaScript Performance の抄訳です。文中リンク先の一部は英語となりますのでご了承ください]

前後の記事

前の記事: 新しい Social API に対応し、Facebook を試験的に統合した最新版の Firefox を公開しました
次の記事: フィッシング詐欺や悪意のあるサイトからの保護機能を搭載した Android 版 Firefox ベータ版を公開しました